膝抱えてブレイクダンスできるわけない!
先日161倉庫でみてかっちょよかった東京のバンドelevation(写真はボーカルの女の子、高円寺に住んでいてギンガムチェックのダボダボセーターに八分音符のブローチ、黒のキュロットにおでこ靴、衣装かと思ったら普段着ですって!素敵!)のdemoを買ったらこれがまた素晴らしくて、そんなこととかずっと叫んでて
そういえば高校のとき頭に包帯して保健室からでてきた男の人に恋したことを思い出した
同じ高校に通っていた兄に家に帰ってからあの人どうしたの?何者?ってきいたら
廊下でブレイクダンスして床を背中でくるくる回ってそのまま壁に激突して
血を流したらしい
げっ!
でもいつもそんな調子なんだという
その姿は滑稽だけど本人はツンとしてきっと少し怒っていたような
今で言う逆ギレってやつ?
回って悪いか!ブレイクダンスして頭打ったぞコラ!みたいな、知らんけど
とにかくおかしなオーラを発していたのだった
それで私の目の前の空気の粒が消えたように時が止まって
恋に落ちたってわ・け
さっぱり訳がわからなかったよ
そして今もそんなしくみで穴のようなものに「落ちて」しまうところは変わってない
人生で何回落ちるのかな
滅多に無いほんとの穴は数えるだけあるだろうか
ずっと深くて見えないような洞窟のような
惚れるというか掘れるというか
確かに膝抱えるのは穴の底だけで十分であってきっと
ブレイクダンスにはむいていない