嫌われ松子の一生

例によって観るタイミング逃してたんだけど
マチャミのプッシュにより観てみたら・・・
泣いた!なぜかエンドロールでぼろぼろに!
二回目は最初から泣いた・・・このパターンは”アイデン&ティティ”と一緒だな。
中谷美紀、素晴らしかった!!めちゃくちゃ綺麗だった。
これは中谷美紀にしか出来なかったと思う。
いっきにカブがあがりました!!ヤッタ!!
音楽も歌も良かった。
黒沢あずさも好き。

下妻物語”の監督ということで細かい演出と迫力の映像美。
ただのコメディではない、時空系ミュージカルサスペンスコメディてかんじ。
同じシーンを登場人物それぞれの目線に切り替え反復することで紐解かれていく
松子の一生はみるみる愛に包まれていく。
小さくて、深い愛がそこにあったことが見えてくる。
嫌われ松子から愛され松子へと見る者の中で昇華していく。
でも松子はもう居ない。
だからさらにキューンと胸にせつなさが残る。
残骸アリの映画は良い。
あんな死に方誰だって嫌だろうし、誰が見たって衝撃的な人生だけど
決して非現実な話ではなく、明日の自分だって同じかもしれないよね。
うーん、それはやだな!!
そう考えると今をしあわせに生きられるということ。
まあそれは何度も出てきたセリフ
「人に何をしてもらったかじゃなく、何をしてあげたか」
というテーマを直で受け止めた感想になるけど
これはまずはとにかく楽しい映画、映画の技を見せ付けられるための映画、
だと思う。
だからあーーーおもしろかった!!でいいんだ。

あーーーーーーーーおもしろかった!!!!