ハンバーグと図書館

西岡の住宅地にあるレストラン

「煮込みハウス」でランチ。

一軒家の一階がお店になっている。

こじんまりしてるけど、高級感もあって

気品あふれるご夫婦の微笑みがアットホームな雰囲気を作っている。


きのこたっぷり煮込みハンバーグ(みたいな名前だったはず!)を990円を注文。

まず出てきたのはミルキィなかぼちゃのスープ。

つづいて超フレッシュなサラダお皿いっぱい。トマトの皮が剥いてある。

そしてハンバーグ。こちらにもグリル野菜いっぱい。

ハンバーグが濃厚なデミグラスをたっぷり吸い込んでいて美味しかった。

きのこ大好きなのに、このハンバーグが一緒だときのこがくどく感じた。(織田裕二以上、松岡修造以下)

ハンバーグだけでいいかも。

コーヒーを頼んだら、ケーキが2切れついてきた!

紅茶のパウンドケーキは、となりの席のマダムたちが作ったものをお裾分けしてくれたそうで。

ごちそうさまです。と微笑んで私たちもマダムに。




午後は中央図書館に行く。

平日なのにめちゃくちゃ人が多い。だけど静か。でも空気はもわーーん。

黙って本を読んでいると蒸された文字が蒸気となって体から出てくるんじゃないか。

駐車場で、”多くの人に図書館を利用してもらいたいので一台の利用は一時間まででお願い”

みたいな紙を渡されたときはケチ!と思ったけど、酸素が薄くてあまり長居できそうにない。

「作家の手紙全集」という本が目に付いたので椅子に座ってめくってみる。

太宰治が借金を頼むときの手紙が特におもしろかった。丁寧な文章で人をナメている。

その標的となる先輩があきれ果て、怒りもあらわにもらった手紙に注釈で細かい突っ込みを入れているやつが最高だった。

太宰って最高。

あと、お悔やみの手紙では自分の近況は慎み、「また」や「かさねがさね」など繰り返しを意味する言葉を使ってはいけないということを知った。追伸もダメなんだそうだ。



近所の西岡図書館ではいつもシメに、三島由紀夫全集の最初のページについてる写真を全部眺めてから帰る私。

今回もやってみた。

岡本かの子は大体変わりばえのない写真だった。写真が嫌いだったのか。赤ちゃんの太郎を抱いた写真もあった。

三島由紀夫はあいかわらず、馬に乗ったりおみこしかついだり自分を愛していて楽しそう。

立原正秋が意外にイケメンだった。


図書館には結局二時間くらい居た。

本のにおいってモヨオスよね。アディオス!