2010よしこアカデミー賞

今テレビで「ハルフウェイ」って北川悦吏子脚本監督の映画やってるけど
これすんごいいいね!ちょっと泣いた!
映像綺麗だしセリフはアドリブ風のリアルな青春映画ってかんじだけど
今っぽすぎず、出てくる人みんなナイスキャラ!
夕暮れのテニスコートで北乃きぃが岡田将生
「バカヤロー!なんで東京行っちゃうんだよーーー!」
てボカボカしたときの岡田将生
「からむねえ〜」
の言い方がよかった!
あのシーンめちゃくちゃキュンときた!
ひとことにすごい包容力。
北川悦吏子やりますな!!
鼻の奥にツーンと切ないいい匂いのする映画だった。






さて、今年の映画人生を語ろうと思いますが
大通にツタヤができたのは嬉しかった!
いつも混んでるけど検索機もあるし結構な品揃えで楽しいったら!
邦画部門オスカーはずっと見たかった相米監督の
台風クラブ」かな〜
1985年の映画ですけど・・・
青春というよりは思春期映画だね!アンニュイでダイナミック!
しょっぱなからバービーの”暗闇でDANCE”をBGMに
忍び込んだ夜のプールで踊る少年少女の下着はもちろん白!
口の悪い不真面目な教師が三浦友和とか、工藤夕貴の声のトーン、
わらべの”もしも明日が”は私が小学生の時はじめて人前で歌ったうたで
聴くと緊張しちゃうし、夜の体育館の緊張感とか、衝撃だけど納得のラストも・・・
そして私は台風が大好きなのだ。
とにかくすごい破壊力でシーンのひとつひとつを焼き付けていった。
それはもう台風のように。
しかし相米監督の「翔んだカップル」はやっぱりどこにも無い・・・
いいかげん観たいよう!!



あと良かったのは「色即ぜねれいしょん
すげー新人が出てきた!と思ったら主役は黒猫チェルシーの人なんだね!
声色や顔の表情が自由自在でかなりの演技力!
みうらじゅん原作×田口トモロヲ監督作品はもう絶対おもしろい。
アイデン&ティティ」からのシリーズ的な流れも信頼できるからまた観たいけど
彼らなら今後、いい意味で裏切ってくれそうな気もする。





トウキョウソナタ」も素晴らしかった。
香川照之イカレっぷりとそれに負けないキョンキョンのおぞましさ。
津田寛治もいい俳優だわー香川照之とのちょっと食い気味のかけ合いが
もう絶妙で最高にイカれてた!
巻き戻して何回か観ちゃったよ!





あうー
大掃除の合間につい書いてしまいましたが邦画部門でダラダラしすぎたな!!
一旦掃除に戻ります。
また後ほど紅白見つつ酒飲みながらでも書こうっと〜
とりあえず暗闇でDANCEのPVをどうぞ!!


つづき!

今年のよしこアカデミー賞受賞作は・・・
ONCE ダブリンの街角で」という2007年のアイルランド映画でございます!
おめでとうございます!!
この曲がほんと素晴らしくてこの曲の壮大なPVとも言えるこの作品
(画像埋め込めなかったけどよかったら観てみて)
http://www.youtube.com/watch?v=CoSL_qayMCc&feature=channel
でもこれはただの音楽映画でもラブストーリーでも
ミュージシャンのサクセスストーリーでもない
物語としてしっかり沁みてくるのは盛り上がりそうなところで
ぐっと踏ん張ったからじゃないかな。
何度も感情をミュートさせることでハイライトを際立たせ
残るのはやっぱり美しいメロディだった。
主演の彼、アイルランドでほんとに活躍してるバンドマンのグレンハンサード
この人本気の人だ!
なにがいいって、あの、なんとも言えない困り顔がよかった!
スタジオのエンジニアさんが最初はそんなに乗り気じゃないんだけど
レコーディング始まったらクっと口元があがるいい笑顔をして身を乗り出す
というちょっぴりベタなシーンもなんか絶対必要だったと思う!
アイルランドって北海道と似てるって聞くけどほんとにちょっと”隠”な色合い。
でもそこに妙に惹かれた。幼なじみも生活してるし、いつか行きたい。






今年映画館で観たのは蠍座で「ハングオーバー」だけだったけど
これまた最高だった!衝動で行ってみてよかった!新しいコメディ映画の形をみた!




映画フレンドのWE ARE!のあきら君に教えてもらった「JUNO」や
昔映画のラジオ番組を持っていたカリフォルニアメイツの夏子さんに教えてもらった
ククーシュカ」もすんごい良かった。
今夜はきぃちゃんおすすめの「レポマン」を観ます。



来年もこころ豊かになれる作品にたくさん出会えますように!!
さよなら2010!ようこそ2011!!